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地震危険予知プロジェクト
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新しい震度階級(平成8年10月)


1.震度は「計測震度計」によって測定しています。

 かつて,震度は体感および周囲の状況から推定していましたが,平成8年4月からは、計測震度計により自動的に観測し速報しています。気象庁は全国各地に約600地点の震度観測点を展開しています。
 したがって、「震度7」の判定についても、これまでは、被害の詳細な調査を必要とし、かなりの時間がかかっていましたが、平成8年4月からは、地震発生後数分で速報します。

平成8年2月15日気象庁告示第4号による
震度階級
計測震度
0.5未満
0.5以上1.5未満
1.5以上2.5未満
2.5以上3.5未満
3.5以上4.5未満
5弱
4.5以上5.0未満
5強
5.0以上5.5未満
6弱
5.5以上6.0未満
6強
6.0以上6.5未満
6.5以上

計測震度計


2.震度階級が10階級になりました。

 「震度5」および「震度6」は、発生する被害状況の幅が広すぎるため、 平成8年10月からこれを2つに分けて、それぞれ「震度5弱」、「震度5強」 および「震度6弱」、「震度6強」としました。これにより震度階級は10階級になりました。


3.「気象庁震度階級関連解説表」を作成しました。

 この表は,震度計により観測された震度と現代社会において実際に発生する現象や被害との対応を解説したものです。


4.「微震」「弱震」などの名称を廃止しました。

 従来の震度階級では,各震度に対応して「軽震」「中震」などの地震動の強さの名称を定義していましたが,「震度2」「震度4」という震度の大きさで地震動による揺れの強さを十分に表現していることから,新たな震度階級では地震動の強さの名称は定義しないこととしました。なお,このことは平成8年4月から実施しています。

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