地震危険予知プロジェクト |
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Precursory quake-Information System by Citizen's Observation on Web | |||||||||||
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(株)講談社(週刊現代)が(株)松下精工よりイオン測定器を入手し、5月21日に同社敷地内
建物の2階に設置した。その際、神戸イオン商会(元神戸電波担当者)の薩谷泰資氏が協力
したようである。
現在は講談社からの依頼により、週末を除いたほぼ毎日岡山理大にFAXで送られてくる。
この紙テープコピーを理大サイドで受け、手入力でコンピュータ処理し、大気イオン濃度変化図
を作成してe-PISCOにUPしている。
☆関東地区新観測点の特徴
・地理的位置:東京都文京区、(株)講談社建物2階。
・地下地質:新生代堆積層(ローム層、沖積、洪積層)、充分な検証なし。
・周辺環境:東京の都心部に位置しており、すぐ近くを高速道路が走っている。
・計測環境:自動車・ビル排気ガスなど浮遊物質が岡山に比較して高密度に浮遊しており
配慮が必要である。
・評価:総合的に見て帯電エアロゾル(大気イオン)観測に良好な状況とは言い難い。
しかし、都心で計測できる点で評価できる。現時点ではテスト的な観測データであろう。
☆計測・処理システム(神戸電波製イオンアナライザーKSI-3500)
・計測性能は岡山理大と全く同じプラス、マイナスの大・中・小イオンの6種類で、0.02μm以下のみを
計測対象とし、一般の浮遊物質は計測の対象外である。
参考図
・地震との関係は多くの市民の目で検証し将来的な予知の可能性を考える。但し、ここ2,3年の
データが無いので、しばらく観察を継続する必要があろう。
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・2001年5月21日より計測を開始。
・グラフはプラス大イオン濃度値(個数/cc)をW・Hダイアグラム(濃度と地震マグニ
チュードの簡易な関係図)に示す。
・平常でも8000個が認められる。10000個以上にもなれば注意が必要であろう。
・動物の異常行動など多種類の宏観異常が同時に多発する状況では、自己責任で
対応されること。e-PISCOの宏観異常情報も参照されたい。