地震危険予知プロジェクト |
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Precursory quake-Information System by Citizen's Observation on Web | |||||||||||
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気象庁では、津波の発生が予想されるとき、津波予報を発表しています。
これまでの津波予報では「高いところで3m以上」等と、予想される津波の高さを大まかに表現しているだけでした。
これまでの津波予報区は、複数の県にまたがる広い範囲を対象としているため、津波予報区が発表されると、津波の影響の少ない海岸地域においても過大な防災対応をとらざるを得ないなどの問題がありました。このような問題を改善するため、津波予報区の数を18から66に細分化します。
1.数値シミュレーション技術を導入します
これまでの津波予報では過去に発生した津波の事例に基づいて、海岸における津波の高さを経験的に求めていました。
新しい津波予報では、スーパーコンピュータを使ってあらかじめ計算しておいた地震に伴う津波の発生とその伝播の結果を地震発生時に検索し、津波の高さ、津波の到達時刻を予報します。
昭和21(1946)年12月21日南海地震(マグニチュード8.0)
津波数値シュミレーション
2.予想される津波の高さを具体的な数値で発表します
新しい津波予報では、今までの予報に加え、津波の高さをより具体的な数値で発表します。
予報の種類
高いところで3m程度以上の津波が予想されますので、厳重に警戒して下さい。
「3m」、「4m」、「6m」、「8m」、「10m以上」
高いところで2m程度の津波が予想されますので、警戒して下さい。
「1m」、「2m」
高いところで0.5m程度の津波が予想されますので、注意して下さい。
「0.5m」
3.津波予報区を細分化します