日本の被害地震と宏観異常
日本の歴史被害地震のうち、地震前兆として宏観異常が記録されている主な地震について、東京大学名誉教授(元地震研究所所長)力武常次先生の長年にわたる詳細な研究成果を中心に、プレート内の直下型地震とプレート境界の海洋型地震に分けてまとめた。
3-1.
直下型(プレート内)地震
@兵庫県南部地震(1995.1.17; M=7.2)(弘原海;1995.9.1)
A濃尾地震 (1891.10.28; M=7.9)(静岡県地震対策課;1997)
B安政江戸地震 (1855.11.11; M=6.9)(力武;1986、静岡県地対課;1997)
Cその他、宏観異常を伴った地震(力武1978;中国科学院1979;トリビッチ1985)
・陸羽地震(1896.8.31; M=7.2)
・福岡地震(1898.8.10; M=6.0)
・大町信濃地震(1918.11.11; M=6.1, 6.5)
・島原地震(1922.7.8: M=6.9)
・但馬地震(1925.3.7; M=7.3)
・北丹後地震(1927.3.7; M=7.3)
・河内大和地震(1936.2.21; M=6.4)
・鳥取地震(1943.9.10; M=7.2)
・福井地震(1948.6.28; M=7.1)
・新潟地震(1964.6.16: M=7.5)
・宇和島湾地震(1968.8.6; M=6.6)
先行日時と宏観異常数の関係を表すグラフ(433Kバイト)
3-2. 海洋型(プレート境界型)地震
@安政東海地震(1854.12.23; M=8.4)(力武;1986;静岡県地対課;1997)
A関東地震(1923.9.1; M=7.9)(力武;1986;静岡県地対課;1997)
B東南海地震 (1944.12.7; M=7.9)(力武;1986;静岡県地対課;1997)
C伊豆大島近海地震 (1978.1.14; M=7.0)(力武;1986;静岡県;1997)
D宮城県沖地震 (1978.6.12; M=7.4)(静岡県地対課;1997)
Eその他
・江戸地震(1855.11.11; M=7.0〜7.5)
・明治三陸地震津波(1896.6.15; M=6.8)
・三陸地震津波(1933.3.3; M=8.1)
・伊豆新島地震(1957.11.11; M=6.0)
・十勝沖地震(1968.5.16; M=7.9)
・伊豆半島沖(1974.5.9; M=6.9)
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