近畿中南部の地震予測解除 新たに淡路島付近予測 |
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前号までに、南あわじ測定点、京都・木津川測定点および兵庫・川西測定点での異常値から「近畿中南部でのM6程度の地震」を予測した。しかし、測定環境について再確認したところ、木津川、川西両測定点については必ずしも良好な測定状態とは言えないと判断するに至った。また、予想地域では宏観異常や地震活動に特段の異常はみられなかった。よって、この予測は撤回する。ご心配をおかけした皆様におわび申し上げる。今後は常に最良の測定状態を保つよう努める。 |
(2) |
一方で、南あわじ測定点は良好な測定状態であったと判断されるので、10月23日と今月4日の異常値から予測を立てる。淡路島から徳島にかけての中央構造線付近で来週いっぱいを期限として、M4.5程度の地震を予測する。淡路島南部の地震活動をみると、10月下旬から約半月、不自然に静穏化している。 |
伊豆半島東方沖予測は継続 |
(3) |
前号で沼津測定点での異常値から「伊豆半島と伊豆大島の間の海域でM5程度の地震」を予測したが、期限を過ぎた今も対応地震は発生していない。当該地域の地震活動をみると、静穏化していた海域で、この数日、いくつかの微小地震が発生している。つまり、静穏状態が終了したところである。よって、もう1週間程度、様子を見ることとする。 |