大きな地震が発生する前には、地震活動が活発になったり、逆に静穏化したりすることがあります。
例えば、ある地震学者は、「1923年関東地震の前、関東地方の大地は騒然としていた」と言っていますし、1944年東南海地震が発生する5年ほど前から、地震活動が静穏化していたことも知られています。
また、滅多に地震が起こらないようなところで小さな地震が多く発生したあと、静穏期を経て、大地震が発生した例もあります。
e-PISCOでは、気象庁や大学などが整理した一元化震源を用いて地震活動を解析しています。また、宏観異常や大気イオンの異常と、地震活動に異常な変化が生じるタイミングについても注目しています。