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2006/11/15 |
NPO法人大気イオン地震予測研究会e-PISCOでは、地震前兆現象をとらえる大気イオン濃度測定器を積水ハウス株式会社
総合住宅研究所(京都・木津町)に設置、11月15日より正式運用を開始します。全国11か所目、関西圏では7か所目の設置となり、地震予知精度の向上に期待が高まっています。 |
阪神・淡路大震災を引き起こした1995年兵庫県南部地震では、神戸・東灘区で測定していた大気イオン濃度が、地震の9日前に急上昇していたことが薩谷泰資氏によって報告されています。NPO法人大気イオン地震予測研究会e-PISCO(理事長:弘原海
清=大阪市立大学名誉教授、事務局:大阪・西区)では、2004年4月の設立以来、大気イオン測定法による地震予知をめざし、オゴー開発株式会社や有限会社ePI-NET環境・情報ネットワーク総研、岡山理科大学とともに独自の測定器開発を進めるとともに、測定ネットワークの拡充を進めてきました。
本年9月13日には、積水ハウス株式会社 総合住宅研究所(京都・木津町)に新たに設置、約2か月の試験運用を経て、11月15日より正式運用を開始します。同研究所は奈良県との県境に近い京都府南部にあり、周辺には京都盆地−奈良盆地断層帯や生駒断層帯など、多数の活断層の存在が知られています。同研究所への測定器設置はこうした近隣の活断層による地震のほか、近い将来の発生が懸念されている東南海・南海地震の予知も期待されます。
また、同研究所には大阪大学環境電磁波観測ネットワーク(山中千博助教授ほか)の測定器も設置されており、異なる手法によって得られるデータを統括的に分析、より精度の高い地震予知を目指すことにしています。
なお、大気イオン濃度測定器は、総合住宅研究所内の見学施設「納得工房」4階に設置されており、説明板も掲示しております。ぜひ、お立ち寄りください。 |
【積水ハウス株式会社
総合住宅研究所 納得工房】
京都府相楽郡木津町兜台6丁目6-4 |
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積水ハウス株式会社総合住宅研究所(京都・木津町) |
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