謹んで新春のお祝いを申し上げます。
昨年、国内では幸いにも人命を失う大きな地震はありませんでした。しかしながら、中規模地震は多発したほか、国が主導する緊急地震速報もスタートしたこともあり、人々の地震への関心は高まるばかりです。
弊会では昨年、徳島大学工学部(徳島市)と積水ハウス株式会社総合住宅研究所(京都・木津町)に大気イオン濃度測定器を導入していただいたのに加え、既設測定器の改良をし、地震予測精度のさらなる向上に努めてまいりました。その結果、4月の伊豆半島東方沖(M5.8)や6月の大分県北部(M6.2)の地震前兆を捉えることができました。今年も引き続き測定点の拡充を進めてまいります。
弊会はこの春、4年目に入ります。今年は大気イオン濃度測定網から得られるデータを元に、より細やかな地震予測情報を出していくことにしています。私が長年研究してきた地質や活断層に関する情報を、国民の皆様の安全に役立てたいと考えています。なお、この情報は株式会社ePI-NETが発行する「e&e
FAX情報サービス」に掲載されます。情報を入手したい方はePI-NETまでお問い合わせください。
末筆ながら皆様のますますのご繁栄をお祈りするとともに、御協力をお願い申し上げます。 平成19年 正月
NPO法人 大気イオン地震予測研究会e-PISCO
理事長 弘原海 清 |