大気中のイオン濃度の変化や動物の異常行動など地震の前兆と思われる現象を観察して市民レベルの地震予知を進めていこうと、NPO法人の「大気イオン地震予測研究会e-PISCO」(事務局・岡山市)が2月5日、横浜市神奈川区のかながわ県民センターで「地震から命を守るために 市民による地震予知と減災」をテーマに講演会を開く。
大気中のイオン濃度と地震の関係は、地震発生や噴火前に地下の岩盤が破壊されてラドンガスが放出されることから大気中のイオン濃度が上昇すると推定され、因果関係が強いとみられている。この研究を行っている大阪市立大学名誉教授で同会の理事長・弘原海清さんが地震予知の現状と展望などを解説する。
同会は、現在不可能といわれている地震予知の3要素(いつ、どこで、どの規模)の直前予知を目指し、大気イオン濃度の変化や海や川などの濁り、魚介類や動物の異常行動などの観察を続けることで地震予知の精度を高めたいとしている。
午後7時20分から。無料。問い合わせは、e-PISCO事務局へメールで、
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