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メディア掲載記事2007/03/07 毎日新聞朝刊
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理系白書'07 社会の中へ 第1部 科学と非科学(6)
道半ばの地震予知 「未科学」から脱却へ データ検証で挑む

毎日新聞<前略>

 元大阪市立大理学部長の弘原海清さん(74)=構造地質学=は、阪神大震災後、地域住民1500人以上から「動物が異常行動をした」「井戸水が枯れた」「地震雲が出た」といった異常現象(宏観現象)に関する証言を集め、話題を呼んだ。
 弘原海さんは現在、地震予測研究NPOの理事長として、地殻変動の際、大気中に増える放射性物質から変化してできるイオンを24時間態勢で観測。今年1月には有料(個人1年1万5120円)で希望者への情報提供を始めた。放射線医学総合研究所(千葉県)が今年1月に発表した「阪神大震災の直前、大気中の放射性物質濃度が上がった」という観測結果は、弘原海さんらの「イオン増加」説を支持すると話す。
 ただ、観測点は今のところ全国11カ所しかなく、データの蓄積も十分ではない。弘原海さんは「私は地震の専門家ではないが、科学として認められる途上の『未科学』であっても人命を守るためにやらなければと思った」と動機を語る。

<中略>

 弘原海さんが進める計画の観測点の一つを担当する神奈川工科大(神奈川県厚木市)の矢田直之・助教授=熱工学=は、「イオン計測で地震が予知できるかどうかは分からない。今はデータを蓄積する段階」と話す。研究室ではナマズを飼い、地中の電圧変化も観測する。
 研究室の学生が06年4月以降、イオン観測データから、地震の発生を103回予測し、実際に50回起きたという。一方、記者が取材に訪れた2月23日には「午後にM5前後が北日本で」と予測していたが起きなかった。「当たったのは偶然かもしれない。だが、工学部出身の技術者として、人々が求める予知装置を早く作りたい」(矢田助教授)

 可能な限りデータを集め仮説を立て、あらゆる角度から検証する手続きが「科学」だ。地震研究では「予知」という困難な目標を共有する研究者らが、それぞれのやり方で「未科学」からの脱却を目指す。

 

 


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