4月21日夜〜23日未明にかけて、さらに24日夜〜25日朝にかけて、いずれも兵庫・南あわじ測定点と岡山・理大2測定点で大気イオン濃度の異常値を観測しました。それぞれの最大値は、理大2測定点が測定可能限界を超え、南あわじ測定点では75,721(個/cc)で直前1週間の平均値の174.9倍に達しました。e-PISCOでは3度にわたって、会員に対してメールで情報を発信、注意を呼びかけました。
26日09時02分頃、愛媛県東予の深さ39.1kmを震源とするM5.3(暫定値)の地震が発生し、中国四国地方の広い範囲で最大震度4を観測しました。メカニズムは2001年芸予地震(M6.4)とほぼ同じです。震央から岡山・理大2測定点までの距離は95km、南あわじ測定点までの距離は111kmです。一連の大気イオン異常が、今回の地震の前兆現象であったと判断されます。
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