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近畿中南部における地震予測撤回について

2008/11/10

【弘原海解説】
弘原海理事長は7日発行の「e&e FAX情報サービス」で以下のような解説を発表しています。
 前号までに、兵庫・南あわじ測定点、京都・木津川測定点および兵庫・川西測定点での異常値から「近畿中南部でのM6程度の地震」を予測した。しかし、測定環境について再確認したところ、木津川、川西両測定点については必ずしも良好な測定状態とは言えないと判断するに至った。また、予想地域では宏観異常や地震活動に特段の異常はみられなかった。よって、この予測は撤回する。ご心配をおかけした皆様におわび申し上げる。今後は常に最良の測定状態を保つよう努める。
 一方で、南あわじ測定点は良好な状態であったと判断されるので、10月23日と今月4日の異常値から予測を立てる。淡路島から徳島にかけての中央構造線付近で9日週いっぱいを期限とすして、M4.5程度の地震を予測する。淡路島南部の地震活動をみると、10月下旬から約半月、不自然に静穏化している。
今後の大気イオン濃度、宏観異常情報の推移にご注意ください。

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