2008/11/27、29の静岡・沼津測定点における大気イオン濃度上昇および解説について

2008/11/27、29の静岡・沼津測定点における大気イオン濃度上昇および解説について

2008/12/10

静岡・沼津測定点において、下記のとおり、異常値が観測されましたのでお知らせ致します。

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日　時　2008年11月27日13時50分頃～27日15時30分頃
測定点　静岡・沼津
測定値　大イオン濃度<5分間平均値>　最大17,148(個/cc)…27日15時10分
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日　時　2008年11月29日09時00分頃～29日14時35分頃
測定点　静岡・沼津
測定値　大イオン濃度<5分間平均値>　最大18,971(個/cc)…29日11時35分
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データ提供：富士通株式会社沼津工場
なお、関東甲信のこのほかの測定点では、大きな大気イオン濃度異常は記録されていません。

【弘原海解説】
弘原海理事長は5日発行の「e&e FAX情報サービス」で以下のような解説を発表しています。

沼津測定点では、11月27、29の両日、やや大きめの異常値が記録された。関東地方の他測定点では顕著な異常値は記録されていない。沼津測定点では日中、工事が行われていた可能性もあるが、一連の異常値の推移を見ると地震性であるという確信を持っている。最近の静岡県周辺の地震活動をみると、29日15時30分に遠州灘でM3.2(最大震度1：掛川市)や2日02時31分に駿河湾でM3.0(最大震度1：牧之原市、焼津市)の地震が発生している。このような状況から、遠州灘から富士にかけての駿河トラフでM5.0程度の地震が予測される。予測期間は異常値発生から2週間程度とする。なお、こうした大気イオン濃度異常や中規模地震がつづくようであれば、東海地震へと発展するおそれもあり、警戒が必要である。

静岡県周辺の地震活動

　続報につきましては12日発行の「e&e FAX情報サービス」で解説するほか、会員の皆様にはメールでお知らせします。
　今後の大気イオン濃度、宏観異常情報の推移にご注意ください。