2008/12/05の兵庫・南あわじ測定点および2008/12/09の静岡・沼津測定点における大気イオン濃度上昇および解説について

2008/12/05の兵庫・南あわじ測定点および2008/12/09の静岡・沼津測定点における大気イオン濃度上昇および解説について

2008/12/14

兵庫・南あわじ測定点および静岡・沼津測定点において、下記のとおり、異常値が観測されましたのでお知らせ致します。

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日　時　2008年12月05日06時00分頃～05日08時15分頃
測定点　兵庫・南あわじ
測定値　大イオン濃度<5分間平均値>　最大11,839(個/cc)…05日07時30分
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日　時　2008年12月09日21時10分頃～05日22時05分頃
測定点　静岡・沼津
測定値　大イオン濃度<5分間平均値>　最大12,012(個/cc)…09日21時30分
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データ提供：南あわじ環境防災センター、富士通株式会社沼津工場
なお、このほかの測定点では、大きな大気イオン濃度異常は記録されていません。

【弘原海解説】
弘原海理事長は12日発行の「e&e FAX情報サービス」で以下のような解説を発表しています。

(1)	前号で沼津測定点での異常値から「遠州灘から富士にかけての駿河トラフでM5.0程度の地震」を予測した。現段階でこの予測に該当する地震は発生していないが、新たな異常値がみられたため、予測期間を2 週間延長する。また、範囲については関東周辺とし、予測規模はM4～5程度とする。ただ、既に発生している福島県沖(12/04 17:29、M4.4、最大震度3：浪江町幾世橋)や茨城県沖(12/07 08:28、M4.1、最大震度2：田村市大越町)の前兆を捉えていた可能性を否定しない。
(2)	4日08時16分の三陸沖の地震(M6.1、最大震度3：中山町長崎、石巻市桃生町、石巻市門脇、大崎市古川三日町、宮城美里町木間塚、登米市南方町、登米市米山町、登米市迫町、登米市中田町、栗原市金成、涌谷町新町)については、最寄り測定点の南房総測定点から481km離れていたこともあり、前兆は捉えていない。
(3)	また、南あわじ測定点で異常値が記録された時間帯に寒冷前線が通過したことから、気象現象にともなう異常値であり、地震前兆である可能性は低い。

　今後の大気イオン濃度、宏観異常情報の推移にご注意ください。