謹んで新春のお祝いを申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
はじめに年末に弊会ウェブサイトおよび大気イオン濃度測定器の管理運用で様々なトラブルを起こし、誠に申し訳なく思っています。本年は大きなミスなく過ごせるよう気をつけます。ご容赦ください。
既にご報告しましたように弊会では、地震予測に用いる大気イオン濃度測定器を従来の機種からコムシステム社製COM-3700に置き換えました。
昨年12月、私は8名のe-PISCO研究者のCOM-3700による研究成果をまとめて、サンフランシスコで開催された米国地球物理学連合(AGU)に出席、発表して参りました。出席者2,000名を超える大きな大会で、e-PISCO会員の皆様のご協力で測定を続けてきた成果です。学会は26の部会から成り、地球・宇宙科学の基礎から応用までの幅広い分野を世界中から集まった研究者が口頭発表2割、ポスター発表8割程度で広大な会議場の数か所で同時並行に進行していました。
私たちの発表は「宇宙と地上からの大地震の前兆異常の観測」についてのセッションで、米国航空宇宙局(NASA)の有名な研究者が多数会場に来られました。千葉大学の服部克巳教授とNASAのDr.Ouzounovさんが話し合って、本年3月頃に千葉大学で共同の研究会を開催するよう企画されていました。
宇宙からの観測と我々の地上からの観測結果が統計的にもうまく検証されて、国際的な成果が得られるよう、また、その成果が国際的に共有され、日本の地震予知に画期的に貢献できるよう願っています。皆様と日本国民の生命と財産を守ることに大きく資するよう強く期待しています。
私の不在中に起こった観測システムのトラブルについて、重ねておわび致します。
皆様、すばらしい一年をお過ごしください。
平成21年 正月
NPO法人 大気イオン地震予測研究会e-PISCO
理事長 弘原海 清 wadatumi@e-pisco.jp
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