e&e FAX情報サービス第173号(2009年6月12日発行)｜e-PISCO

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e&e FAX情報サービス第173号(2009年6月12日発行)

2009/06/18

危険度 (低 1→5 高)
関東
陸域4	海域5
関西
陸域1	海域1

予測材料

6月4日から6月10日

1．大気イオンの日時変化 (一部既報、5分間平均値、単位は“個/cc”)	【千葉・南房総測定点】 2009/06/06 01:20、12,585 2009/06/11 08:25、31,975
2．宏観異常の日時変化	【全国の報告件数】前週1件→今週2件
3．微小地震の日時変化	この期間、大きな異常はありませんでした。

弘原海解説

弘原海清e-PISCO理事長による解説

関東南部 M6～7予測継続　南房総は異常つづく
(1)	前号「房総半島から三浦半島を経て丹沢山地付近までの地域でM6～7程度の地震」予測は、南房総測定点で新たに継続時間の長い異常値が記録されるなど、深刻な状況になりつつある。引き続き、大正関東地震の震源域を中心に、南関東での大地震発生に厳重な警戒をお願いしたい。
千葉県東方沖M5.9は該当せず
(2)	なお、6日14時52分頃、千葉県東方沖でM5.9(最大震度3：いすみ市岬町長者、成田市花崎町、香取市仁良、香取市羽根川、香取市役所、香取市佐原下川岸、東庄町笹川、旭市萩園、旭市高生、旭市南堀之内、旭市ニ、銚子市若宮町、銚子市川口町、神栖市波崎、神栖市溝口、稲敷市結佐、稲敷市役所、茨城鹿嶋市宮中、茨城鹿嶋市鉢形、小美玉市上玉里)が発生したが、この地震後にも大気イオン異常は継続していることから、前述の予測とは関係ないものと考える。また、海域でのM5.9程度の地震では大気イオン異常は出にくいと考えられる。
近畿陸域M6予測はハズレ
(3)	近畿地方でのM6程度の予測は、前号で1か月程度様子を見るとしたが、今号で完全に予測を解除する。京都・木津川測定点で記録された異常値の原因は解明できなかった。

広域地震情報

日本周辺のM5.0以上および震度4以上、6月4日から6月10日

発震日時	震源の深さ	規模	震央	震度	最寄り測定点からの距離
2009/06/05 12:30	031.3km	M 6.4	十勝沖	4	長野・松本から	789km
2009/06/06 01:12	030.0km	M 5.2	千島列島	0	神奈川・厚木から	1687km
2009/06/06 14:52	042.4km	M 5.9	千葉県東方沖	3	千葉・南房総から	132km
2009/06/06 19:37	030.0km	M 5.0	択捉島南東沖	1	神奈川・厚木から	1317km
2009/06/10 13:07	354.6km	M 5.0	伊勢湾	0	京都・木津川から	77km

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