10月29日付イオン観測情報で、「兵庫・川西測定点では9月25日以降の測定環境に問題のあることが、このほど明らかになりました。このため、9月25日以降の川西測定点のすべての測定値は地震予測に用いないこととします。ウェブサイトで発表している10月3日〜4日、8日〜9日、24日〜25日の異常値も地震予測には用いません。」と発表しました。しかしながら、測定環境を再整備し、1日に測定を再開したあとも、大きな大気イオン濃度異常値を2日連続で記録しました。この事実を踏まえ、過去数か月にさかのぼって川西測定点の測定値を検証した結果、9月25日から10月末までの測定環境が不適切だったとはいえず、記録された大気イオン濃度も正しい値であったと考えるに至りました。したがって、10月29日の段階で予測を撤回したことは誤判断だったといえます。
データを十分検証せずに、誤った判断を下したことについて深くおわび申し上げます。
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